初めてのTEL


「シンジ君、ちょっちお願い事があるんだけど。」

「なんですか?」


なんとなくわかるかも・・・。
「・・・ビール買ってきて!!」

やっぱり・・・。

「・・・またですか?まだ夕飯前ですよ?」

「いいじゃん、あんまり残ってないのよ。」

さっき見たとき、15本近く残っていたけど・・・。あんまり残ってないのか・・・。


「はぁ、わかりました。

ただ、夕飯の材料も買うから、少ししか買って来ませんからね。」

「はいはい。」

「じゃ、いってきます。」

「いってらっしゃい。」




ん?そういえば未成年にビールは売ってくれるかな・・・。



「はぁ・・・。」

僕は、今回3回目のため息をついた。

「やっぱ、売ってくれるわけないよなぁ・・・。」

あ、夕飯の材料も買わなくちゃ・・・。

「はぁ・・・。」






「ただいまぁ。」

「おかえりぃ!!ビールは?」

一番にビールか・・・。まさか、もう全部飲んじゃったとか・・・。

「未成年だから、売ってくれませんでした。

欲しかったら、自分で買いに行ってください。」

「そんなぁ!!全部飲んじゃったのに!!」


15本全部飲んだのか・・・。この人・・・すごい。


「しょうがないじゃないですか。

それか、夕飯つくっている間に買ってきますか?」

「う〜〜ん・・・今日はガマンするわ。」


あれ?てっきり買いに行くかと思ったんだけど・・・。


「ところで、今日の夕飯、なに?」

「今日ですか?今日は、オムライスと、

サラダにしようと考えているんですけど。」

「シンちゃんのつくる料理はおいしいものねぇ!!楽しみだわ!!」

酔って言っているのか、本当にそう思っているかは知らないけど、

ミサトさんはすごく上機嫌で言ってくれた。


「ありがとうございます。」



「ミサトさん、出来ましたよ。」

「ん?はいはい。」

「いただきます。」

「いっただきまーす!!」

「ん〜〜!!おいしぃ!!この半熟なところが、最高!!」

「ミサトさん、あの、なんか飛んできているんですけど・・・。」

「あ〜、ゴメン。つい、ね。」

「はぁ・・・。」



PPPPPPP・・・・・PPPPP・・・・・PPPPP・・・・・

「あ、僕の携帯だ。誰だろう。」

おかしいなぁ、まだだれにも番号教えてないんだけど。

「もしもし、碇ですけど・・・。」

『おお、シンジか。ワイや。』

「え?トウジ?なんで僕の番号知っているの?」

『ワイのもらった携帯にはいっとったんや。』

「ああ、そうなんだ。」

『でな、明日いっしょに学校行かへん?』

「うん、いいよ。何時?」

『そやな、7時35分にシンジの家に行くわ。』

「うん、わかった。じゃあ、また明日ね。」

ピッ





「初めてのTEL・・・か。よかったじゃない、シンジ君。」



「シンジ君、誰だった?」

「トウジだった。明日、7時35分にケンスケといっしょに来るって。」

「ん、わかった。でも、よかったわね。」

「え?なにがですか?」

「だってここに来て初めてでしょ?電話かかってきたの。」

「あ・・・。そういえば、そうですね。」

そう言うと、ミサトさんは、僕に優しく微笑んでくれた。




        
《第四話に続く》



−−−−−あとがき−−−−−


ども。とよです。


第二話よりも短い・・・。この小説の意味はなんだろう・・・。

とか思いました。

今回は、書くことないです・・・。ん〜、次回の予告をちょっとします。

次回は、カヲル君の登場です!!まってました〜。

ホモ抜きです。ホモは嫌いです。仲はいいです。

まぁ、ただの男友達みたいな感じです。

念のため、この小説は、カヲル×アスカ、シンジ×レイです。

あと、すべてHAPPY END を目指しています。だから、人が死んだりはしませ

ん。(一部を除いて)劇場版のようなことも、ないです。




読んでくださって、ありがとうございました!!

でわ、これからもよろしくお願いします〜☆


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