・画像 文字通り過去最高レベル。 オープニングムービー、プロローグ、プロモーションムービー、全てが高次元。 ゲームの方も今回は光の演出に力を入れたらしく、ガレージで日の光を浴びるACが美しい。 画像重視ならこれ以上のものはないと思う。 ・システム 新たに「部位破壊」、ブースタの「加速度」が加わり、NX・NBよりも遥かに良い。 「部位破壊」の御陰で「当たり判定」がシビアになり、ムービーのような「ギリギリで避ける」事も可能。 NX・NBで騒がれた熱・エネルギー問題も改善され、前作よりも遥かに向上した。 ブレードのホーミングも上下に弱く復活。慣れれば強力な切り札兼隠し技として使える。 ついでに人も登場。 地味にライフルやロケットで攻撃して来る。 撃つと消える。血は出ない。悲鳴も出さない。倒れない。 NX・NBで絶望した人も安心出来るレベル。 ・シナリオ 計六つのエンディングがあり、その為の「新アクティブミッション」が採用された。 七十以上のミッション(総数は七十五)が複雑に分岐点を出し、先の読みにくい展開となっている。 ストーリー性もAC2に近いレベルで高く、同じ事件・事象を別々の視点から見る事で難易度の調節も出来ている。 NXの謎の大半が解かれ、ルートによっては再び特攻兵器に遭遇する事も。 ただ、少しプレイヤーが考えなければならないシナリオなので、「ただ見て理解するだけ」の人にはお勧め出来ない。 それでもほぼ全ての謎は解けるので、NXの後が気になるなら買う価値はある。 ・難易度 全体的に高い。 玄人でも若干辛いらしく、一番難しいルートはアクション初心者やAC初心者には絶対無理。 と言うか、ラスボスが異常に強い為、ある程度根気が必要。 難しいのを楽しめる人は充分良いと思う。逆の人は買わぬが吉。 ・総評 全てにおいて高次元。 難易度の事を気にしなければ、AC決定版と言っても良いと思う。 PS2で最後なだけにスタッフの気合いの入り方も違う。 人を撃っても悲鳴も上げないし、血も出ないが、対AC戦では「死にたくない」だとか結構生々しい。 緊張感そのものは素晴らしいので、AC好きや好奇心のある人は買っても損しないと思う。 |